このWEBサイトで使用している画像のいくつかは，今から数十年前にコンピュータを使用して描いたものをベースとしています。ちなみに，現在のような「AI」が作成したものではなく，生物のポージングや地形のデザインなどを「人間」（＝私）が行って作画したものになります。
具体的には，空や海の色，イルカのポーズなどを考え，「こんな質感でこんな形の岩を置いて，こんな色で空と海を描いて，その中にこんな格好をしたイルカを泳がせてください」ということをコンピュータに入力していく，という感じです。別の言い方をすると，仮想の風景・地形の地図を描いて，そこに生物や水玉などの物体を配置していく，といった作業（？）を通して画像を作成しています。
「絵を描く」ことそのものは，全てコンピュータが行ってくれています。ですので，実際に青，緑，赤色の点を描いているのはコンピュータで，人間は，その間何もしないで画面を眺めているだけです。１枚作画するには，（当時のパソコンで）だいたい数時間から半日くらいかかっていたように記憶しています。
以下では，このWEBサイトにおいて使用されている画像や，そこに描かれている（想像上の）生物などについて，いくつか紹介してみたいと思います。「画像」は，基本的に「架空の世界」を描いたものですので，生物等についての解説も，あくまで「想像上・架空のもの」と考えてください。
－WEBサイトに描かれている画像の紹介－
「ホームページ」に描かれている（想像上の）「イルカ」で，水玉を纏って探検しています。（想像上の世界における）「設定」では，水玉を纏うことによって，かなり長い間飛行することができることになっています。「イルカ」は
Poser というソフトウェアでポージングし，これを Bryce というソフトウェアで読み込んで地形と組み合わせた後，作画しました。よく見ると，「水面」が動いている（アニメーションになっている）のですが，この部分は
Sqirlz Water Reflections というソフトウェアを使用して作成しました。
同じく「ホームページ」に描かれている想像上の「うさぎ」です。「不思議な私語とうさぎの寝言」の設定では，人間並みの知性を持っていることになっています。また，頑張って練習をすれば，身体を膨らませることによって少しだけ空中に浮くこともできるのですが，風に流されて思わぬところに着地してしまうこともあるので，注意が必要なようです（…という設定です）。この画像は，Shade
というソフトウェアで作成しました。
「研究室」にある画像で，Bryce を使って作成しました。大学院生や研究員の時は「グループ学習」を研究課題としていたのですが，研究会（所属大学以外の研究者にも公開されているもの）の「ポスター」として描いた気がします。この絵も，「水面」の部分が動くようにしています。
「講義室」にある画像です。Terragen というソフトウェアを使用して海（湖？）や空・雲を描いています（「写真」を加工したのではなく，全てコンピュータで作画した現実には存在していない海や空・雲です）。陸地を含んだ絵も含めて，Terragen は，まるで写真のようなリアルな画像を作成することができます。
「不思議な私語とうさぎの寝言」にある画像です。うさ一，うさ二，うさ三，うさ四らしき「うさぎ」が描かれています。四角いブロックのようなもの（緑色の草？苔？が生えているもの）は，セル・オートマトンの「セル」をイメージしていたように思います。この画像は，もっと大きな絵の一部を切り取ってきたもので，画像をクリックすると，もともとの絵が表示されます。水玉や水面のように反射・屈折するものを絵の中に入れると，最終的な作画（レンダリング）に必要な計算時間はかなり長くなります…が，水玉や水面は好きな題材の１つで，いろいろな絵で使っています。
－画像作成に使用したソフトウェア－
パソコンで絵を描くためのソフト（ウェア）はいろいろあります。このWEBサイトにある画像を描くときには，主に以下のものを使用しました。
☆Bryce … 地形を描くときに便利なソフトです。わずかの時間で，きれいな風景画を描くことができます。
☆Poser … イルカを描く際に使用しました。生き物の絵を描くときには，非常に頼りになるソフトです。
☆Shade … ホームページなどにある「うさぎ」を作成する時に使用しました。生物だけでなく，人工物などを作成するときにも重宝するソフトです。
☆Sqirlz Water Reflections … 水面のアニメーション作成の際に使用しました。容易にきれいな動画を作成できる素晴らしいソフトです。
☆Terragen … 風景を描くことがとても得意なソフトです。非常にリアルな画像を作成することができます。
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