Compulsory Science No.75




「夏と冬 Summer and Winter」
 


  「夏は、太陽と地球の距離が近くて、冬は、太陽と地球の距離が遠い。」
夏は、太陽がじりじりと地面を照らしてとても暑いですね。太陽の輝きが一段と増しているように思えます。逆に、冬の太陽は、寒々として、もっと強く照らして欲しいと思うことがあります。地球は、太陽の回りを回っています。しかし、円軌道ではなく、だ円軌道です。夏は、太陽と地球が近くて、冬は、太陽と地球が遠いように思えます。



「近日点と遠日点」
太陽と地球が一番近い点、近日点は、12月21日頃です。つまり、冬至の頃で、北半球では、冬です。そして、太陽と地球が一番遠い点、遠日点は、6月21日頃で、夏至、北半球では夏に向かおうとする頃です。だから、夏と冬を決めているのは、太陽と地球の距離ではなく、地球の傾きです。地球の地軸が太陽の公転面に対して傾いているので、太陽の高さが変わります。この高さによって、地面と空気の暖め方が異なるのです。  



【参考文献】
“The handy science answer book” James E.Bobick and Naomi E.Balaban, Carnegie Library of Pittsburgs 2004

「まぐまぐ(電子書店)」http://www.mag2.comに掲載
読者数 1500





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