Compulsory Science No.74




「アナレンマ Analemma」
 


  「太陽は、正午に必ず真南に来る。」
太陽は、12時に南の空高くに上がっています。南中meridian passageです。冬至(12月22日頃)のとき、太陽の高さ(南中高度)は、一番低くなり、夏至(6月21日頃)のとき、太陽の高さ(南中高度)は、一番高くなります。 12時頃の太陽の高さを一年間調べたら、下の図のようになると思われます。



「1年間の正午の太陽の位置の変化」

右の写真は、ギリシャで撮影された正午の太陽です。1年間が1枚の写真となっています。予想とは違って、正午の太陽の位置は、一直線ではなくて、8の字の動き方をしています。輪の大きさも異なっていますね。これは、アナレンマAnalenma と呼ばれています。 地球が太陽の回りをだ円軌道を描いて回っていること、地球の地軸が公転面に対して傾いていることによって、このような形ができるのです。(この写真は、ギリシャのAnthony Ayiomamitis氏の撮影によるものです。ご好意により掲載しています。ホームページは、http://www.perseus.gr/ です。)
 

「まぐまぐ(電子書店)」http://www.mag2.comに掲載
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