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Everyday we are aware of our body. But, most of people do not know the detail of human body. We should study human body to take care of ourselves.
人の体については、小学校から勉強しています。なぜ、勉強するかというと、自分のことなので、大事だからです。しかし、近年、学習内容が削られてしまい、昔ほど勉強しなくなりました。病気になれば、病院に行けばよいのですが、医師に任せっきりではなく、自分のことですから、もう少し、関心を持って知るべきではないでしょうか。
消化管を見ていきましょう。口(mouth)から始まって、食道(esophagus)、胃(stomach)、小腸(small intestine)、大腸(large intestine)、肛門(anus)と続きます。ここで、よく知られているけれど、あげていない消化管があることに気づくでしょう。十二指腸と盲腸です。十二指腸(duodenum)は小腸の一部で、盲腸(caecum)は大腸の一部です。小腸は、胃からの続きでいうと、十二指腸、空腸(jejunum)、回腸(ilenum)で構成されています。大腸は、小腸の続きで盲腸、結腸(colon)、直腸(rectum)から構成されています。人の体の解剖図を見て、一般的に小腸だと思っているのは、空腸と回腸で、大腸だと思っているのは結腸のようです。
食べ物の消化は、口、胃、小腸で行われると学校で習った記憶があると思いますが、小腸の中では、十二指腸で活発に消化が行われています。それは、十二指腸に膵臓(pancreas)の管である膵管と胆嚢(gall bladder)からの管である胆管が開口しているからです。胆管は、肝臓(liver)からの管と合流するので、総胆管とも呼ばれています。食べ物はおおまかには、炭水化物(糖類)(carbohydrate)、タンパク質(protein)、脂肪(fat)から構成されています。炭水化物は、口での唾液アミラーゼ(amylase)、膵臓からの膵液に含まれる膵液アミラーゼ、小腸から分泌されるマルターゼ(maltase)で分解され、ブドウ糖(glucose)になります。タンパク質は、胃で分泌されるペプシン(pepsin)、膵液に含まれるトリプシン(trypsin)、ぺプチダーゼ(peptidase)により分解され、アミノ酸(amino acid)になります。脂肪は、膵液に含まれるリパーゼ(lipase)により分解され、脂肪酸(fat acid)とグリセリン(glycerine)になります。こう見ていくと、膵液の中に多くの消化酵素が含まれていることが分かります。これらの消化酵素は、十二指腸に分泌されます。
ですから、十二指腸での働きがおかしくなると潰瘍(ulcer)になるのです。十二指腸潰瘍という言葉はよく聞きますが、小腸潰瘍、空腸潰瘍、回腸潰瘍という言葉は聞かないと思います。それは、このような理由があったのです。十二指腸と膵臓は位置関係から見ても、セットになっているように見えます。膵臓を囲むようにして十二指腸が位置しています。
では、空腸と回腸はどんな働きをしているかというと、吸収を行っています。空腸と回腸には腸間膜(mesentry)と呼ばれる膜が付いています。この膜には、たくさんの血管があり、消化された栄養を吸収しているのです。吸収された栄養は、肝門脈(hepatic portal vein)を通って肝臓に送られます。水分は、主に大腸で吸収されます。
消化管は、基本的には、一本の管であり、構造としては、外界に接しています。でも、外界に接している皮膚と違うのは、痛みの箇所が明確にならないことです。胃が痛いとか言いますが、それは、本当に胃が炎症をおこしているかどうかは分からないのです。皮膚に存在する知覚神経の位置はかなり正確に脳に地図のようなものが用意されているので、よく分かるのですが、内臓の場合は、それが用意されていないのです。だから、詳しく検査をしなければ分からないのです。
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