知の食卓163号 2008.9.22
The earth temperature is regulated by the sun basically. It is known that the activity of sunspots have a cycle. According to this data, the earth temperature will decrease gradually next ten years. The decrease of earth temperature will affect the harvest of crops and diversity of species.
気温と太陽の関係は、小学校で教えています。太陽高度が高くなると、少し遅れて気温が上昇し、太陽高度が低くなると、遅れて気温が下降します。地球の気温は、太陽によって制御されているようなものです。ですから、気温の上下の原因をまず太陽の活動の変化と考えるのは、とても素直な考え方です。太陽の活動には、周期性があります。この周期性は黒点活動を観測することによって明らかにすることができます。黒点周期のグラフを見ると、活動のピークは2000年頃であることが分かります。その後ゆるやかにおさまっています。これは、気温の変化とかなり一致しているようです。周期で見ると、黒点活動はこの後、おさまっていきますので、気温が下がっていくことが予想されます。

地球の気温に大きな影響を与える要素としては、「地球磁場」があります。地球が大きな磁石であることはよく知られていますが、磁石であることから磁場を発生しています。この「地球磁場」は、宇宙から降り注いでくる宇宙線を遮っています。宇宙線が多く降り注ぐと、空気中の分子を凝結核とし雲の発生を増やします。雲が増えると、太陽光線を遮り、気温を下げることになるのです。今、この「地球磁場」が弱くなっていく傾向にあるのです。
話題となっている二酸化炭素は「温室効果ガス」として知られていますが、この影響はごくわずかです。世界全体で排出する二酸化炭素は年1 ppmほど増えると考えられています。これが気温に及ぼす影響は、0.004 ? 0.008 ℃とごくわずかです。それに対して水蒸気は「温室効果ガス」としては、大きな影響を及ぼします。右の図がそれを示したものです。横軸が濃度で縦軸が温度変化を示しています。

地球の過去の歴史を見ると、「寒冷化」では、作物の収量が落ち、人類史では飢饉が起きており、生物史では、生物絶滅が起こっています。逆に「温暖化」は、人類史では、文明が安定しており、生物史では、種の多様性が高まっています。「温暖化」すると、今は、赤道付近にいる多種多様な生物が地球の広い地域で生物の生息が可能になるからです。湿気も多くの地域で広がり砂漠が緑へと変わっていくのです。
2008年に行われた地球惑星科学連合学会でのアンケートによると、科学者の1割が温暖化を支持し、2割が寒冷化を支持し、7割は不明としたそうです。
「参考文献」
「科学者の9割は「地球温暖化」CO2犯人説は、ウソだと知っている」丸山茂徳、宝島社新書 2008
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