Home  ★2005.3.27.作成

脊椎動物(爬虫類)Vol.3

有鱗目Squamata・ヘビ亜目Serpentes


ナミヘビ科:
タカチホヘビ属・ヒバカリ属・マダラヘビ属・
ナメラ属・ヤマカガシ属、クサリヘビ科マムシ属

ヒバカリ(ナミヘビ科) Amphiesma vibakari

■2005.3.29.更新 Data 主に2002-2004年 


日本産爬虫類標準和名

・・・2002年10月6日 日本爬虫類両生類学会総会にて決定 ★は奈良の爬虫類です。

○○科・MENU

▼Vol.3 有鱗目ヘビ亜目 (ナミヘビ科:タカチホヘビ属・ヒバカリ属・マダラヘビ属
       ・ナメラ属・ヤマカガシ属、クサリヘビ科マムシ属)
ナミヘビ科タカチホヘビ属 ナミヘビ科ヒバカリ属 ナミヘビ科マダラヘビ属
ナミヘビ科ナメラ属 ナミヘビ科ヤマカガシ属 クサリヘビ科マムシ属


No. 科名 種名
学名
漢名
体長L
画像 日時/場所 コメント 希少性 繁殖
1 ナミヘビ科タカチホヘビ属 タカチホヘビ
Achalinus spinalis
高千穂蛇

@2003.7.9.掘り出された
@2003.7.9.
笠置町(京都府)
AB2004.9.11.
西表島(沖縄県)
 森林などの林床の石や朽ち木の下、腐植土層、柔らかく隙間の多い土中などの湿ったところでくらすヘビです。丸みを帯びたうろこが体をおおっていますが、互いに重なり合っていないので乾燥には弱いです。主にミミズを食べています。幼蛇のときは全身黒色ですが、成体になると体色はかっ色になり、背中の中央に黒いすじが残ります。大型になると、体に黄色みを帯びますが、これはアルコールに漬けると溶け出してきます。
 奈良県では、春日山原始林で40年以上前の記録がありましたが、近年本格的な調査が行われ再記録されました。
★★★★★ ○(7月下旬〜8月:3〜13個産卵)
30〜60cm Aヤエヤマタカチホ頭部 Bヤエヤマタカチホ・腹部
2 ナミヘビ科ヒバカリ属 ヒバカリ
Amphiesma vibakari
日計(竹根蛇)

@2003.6.22.雨の中
@2003.6.22.
南山城村(京都府)
A2002.9.07.
大和郡山市(民俗公園)
B2002.5.14.
奈良市(奈良教育大学)
 山地から続く田園地帯などの水辺や湿った環境を好む小形のヘビです。水辺からオタマジャクシ・カエル・小魚・ミミズなどを捕食します。体は、背面が暗灰褐色、腹面が淡黄緑色、腹板の両端に黒い斑点があり、横から見ると点線のように連なります。北海道にはいませんが、本州、四国、九州、佐渡島、隠岐、壱岐、五島列島、下甑島など日本各地にすんでいます。かまれたらその日ばかりの命しかないと信じられたことからこの名がありますが、実際は無毒ですし、おとなしくて滅多にかむことはありせん。 ★★★ ○(7月〜8月:4〜10個産卵)
40〜60cm @頭部 Aアラカシの下 B生まれたて幼蛇
3 ナミヘビ科マダラヘビ属 シロマダラ
Dinodon orientale
白斑

@幼蛇
@2000.9.23.
大塔村(和歌山県 )
 平地から山地にかけて広く生息する日本固有種です。体色は、灰色がかった地色で、黒色の横しまが胴体に40ぐらいあります。夜行性で、昼間は石組みや岩のすきまなどに隠れています。主にニホントカゲやニホンカナヘビ、小型のヘビを捕食します。無毒の蛇。灰褐色に黒褐色の帯状斑紋がある。北海道、本州、四国、九州などに分布していますが、発見例が少ないヘビです。
 奈良県では、矢田丘陵、吉野山地など、丘陵や山地の開けたところで多く確認されています。
★★★★★ ○(6月〜8月:1〜9個ほど産卵)
30〜70cm @舌を出す
4 ナミヘビ科ナメラ属 アオダイショウ
Elaphe climacophora
青大将

Dとぐろ巻き
@2004.8.11.
白浜町(千畳敷)
A2004.9.16.
奈良市
B2002.10.6.
大和郡山市(民俗公園)
C2002.5.25.
都祁村
D2002.5.15.
奈良市(奈良教育大学)
 山地森林から平地の人家まで広い範囲に生息する無毒のヘビで日本では最大です。体色は、背面が青みがかった灰緑色で、脱皮前には二〜四本の黒い縦線が現れます。昼行性で樹上にもよくのぼります。気が荒く、ネズミ類・小鳥・鳥の卵、幼体はカエルやトカゲも捕食します。「ねずみとり。さとめぐり。やしきまわり。」などと呼ばれたりします。北海道、本州、四国、九州などに分布しています。
★★★★ ○(7月〜8月:4〜17卵を産卵)
150〜250cm @2004.8.11.脱皮前 Aけがをした幼蛇  B幼蛇のだんご  C食べていたモグラ  D鶏小屋に入る D横顔  D頭部  D喉部  D前から
5 ナミヘビ科ナメラ属 ジムグリ
Elaphe conspicillata
地潜

@林道にて
@2002.5.3.
大塔村(赤谷)
A2002.9.29.
紀和町(三重県)
B2001.10.28.
奈良市
 丘陵地から山地の林床や耕地に多い日本固有種の無毒のヘビです。体色は、背面が灰褐色または赤褐色で、腹面に黒斑が市松模様にならんでいます。また、胴体部に小黒点が散在します。地中性ではありませんが、よく穴に潜る(じもぐり)のでこの名前が付きました。主にネズミを捕食します(幼蛇はミミズなども捕食)が、非常におとなしいヘビであまりかみついたりしません。北海道、本州、四国、九州に分布します。 ★★★★ ○(7月〜8月:1〜7産卵)
70〜100cm A横顔 A頭部 @頭部 @喉部 @前から @腹部 A芋畑にいた
6 ナミヘビ科ナメラ属 シマヘビ
Elaphe quadrivirgata
縞蛇

@2003.6.22.構える
@2003.6.22.
都祁村
A2004.8.4.
都祁村
B2002.7.1.
奈良市(春日山)
C2002.6.17.
奈良市(春日山)
D2002.5.31.
都祁村
E2002.5.4.
大塔村
 水辺がありカエルが多いところ、草原や林内などでよく見かける日本特産で無毒のヘビです。体色は、明るい褐色で四本の黒褐色の縦縞があるところから「縞蛇」と言います。全身がまっ黒のものはカラスヘビと呼んでいます。カエル・トカゲ・ネズミ・小鳥などを捕食します。北海道、本州、四国、九州などに分布しています。
 奈良県でよく見かける最も普通のヘビです。大峰山のふもとには縦縞のないシマヘビが見つかる谷があります。
★★ ○(7月〜8月:4〜15個を産卵)
80〜200cm A田の畦で B樹上でモリアオ狙い C樹上でとぐろ巻き D部分黒化 Eとぐろ巻き E横顔 E頭部 E喉部 E前から
7 ナミヘビ科ヤマカガシ属 ヤマカガシ
Rhabdophis tigrinus tigrinus
山楝蛇

A巨大な♀
@2003.6.22.
南山城村(京都府)
A2002.5.4.
大塔村(赤谷)
B2002.5.3.
大塔村(赤谷)
C2002.4.26.
奈良市(大柳生)
 山沿いの水田や川沿いに多い毒蛇です。体色は、褐色の地色に黒い斑紋と赤、黄、深緑が混ざるカラフルです。幼蛇はさらに赤や首の黄色の帯が目立ちます。カエルやオタマジャクシ、魚などを捕食します。おとなしいヘビで人が近づくと逃げていきますが、頸部(けいぶ)背面に毒腺があり、実際に咬傷でなくなった方もありますので不用意にかませたりしないでください。また、首をつかむと首筋から毒をとばし、これが目に入ると失明をするおそれがあります。扱いには気をつけてください。 本州・四国・九州や朝鮮半島などに分布しています。 ★★★★ ○(7月〜:2〜43個を産卵)
70〜150cm @アマガエルを捕食 Aふくらんだ腹 Aごっつい顔 Bとぐろ巻き B後牙 B頸部 B幼蛇 Cカエルを食べる
8 クサリヘビ科マムシ属 ニホンマムシ
Gloydius blomhoffii
日本蝮

@岩陰に潜む
@2002.5.3.
大塔村(赤谷)
 山地森林、その周辺の田畑に生息する毒蛇です。夜行性で、カエルやネズミなどを中心にいろいろな脊椎動物を捕食します。やや太短い体型で尾は短く、体色は赤褐色で、左右に楕円形の暗色斑があり、暗色斑の中心に暗色の点があります。まるで上から見るとずれた真ん中に点のある八の字のように並んでいます。頭は三角形をしており、両ほおに毒腺をもち、また、ピットというソナーセンサーを目の前下に持っており、獲物や外敵を温度で感じることができます。外敵の場合も、尾が短く、俊敏に逃げることができないので、毒牙で応戦しますのでかまれると危険です。強い出血毒なのですが、小型のヘビであるため致命傷になることは少ないようです。卵胎生。「くちばみ。はみ」と呼ばれています。北海道、本州、四国、九州などに分布しています。 ★★★★ ○(8月〜10月:5〜6匹を産仔)
40〜65cm @背中の銭形模様 

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