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樹洞性コウモリ

Tree bats

樹洞性コウモリって
 樹洞性コウモリは、主に樹木の洞をねぐらにするコウモリです。コウモリがねぐらに使うことができる樹洞はある程度の太さの大木に見られます。しかし大木は減る一方。林業・パルプ材としての利用、植林地拡大のための自然林伐採によって大きな影響を受けていると思われます。

奈良県での生息状況
 奈良盆地周辺の里山のような二次林ではあまり樹洞性のコウモリは見られません。これらの林には都市からのアブラコウモリの採餌場所になっているようです。「里山の森には食べ物になる昆虫がいても大木がないので樹洞性のコウモリが多くない」という仮説があります。ただコウモリは捕獲が難しくそのことを証明することは難しいです。もちろん樹洞性のコウモリは、樹洞を見つけるのが困難な上、捕獲も難しいためにその生態はあまりよくわかっていません。まだまだ未知のコウモリといえます。

奈良県の確認種
 奈良県では、コテングコウモリ、テングコウモリ、ウサギコウモリ、クロホオヒゲコウモリ、ヒメホオヒゲコウモリ、ヤマコウモリ、モリアブラコウモリの1科5属7種が確認されています。中でもテングコウモリ、ウサギコウモリは時折洞くつでも見つかります。

No. Photo 科名 種名 特徴 分布
01
ヒナコウモリ科 コテングコウモリ 鼻が飛び出していて天狗のように見える。その小型のテングという意味。 上北山村
02
ヒナコウモリ科 テングコウモリ※ 鼻が飛び出していて天狗のように見える。金色の毛が混じる。 川上村、天川村、黒滝村、西吉野村、上北山村
03
ヒナコウモリ科 ウサギコウモリ 耳介がウサギのように大きい。 川上村、天川村、上北山村、下北山村
04
ヒナコウモリ科 クロホオヒゲコウモリ つやつやとした黒い毛。照葉樹林のコウモリ。 野迫川村、川上村
05
ヒナコウモリ科 ヒメホオヒゲコウモリ ブナ帯に生息するコウモリ。 上北山村
06
ヒナコウモリ科 ヤマコウモリ 最大級。なぞ声で話題。 大塔村>
07
ヒナコウモリ科 モリアブラコウモリ 丘陵帯上部〜山地帯の樹林に生息。 上北山村、天川村

(画像提供:向山満先生)


コヤマコウモリ

チチブコウモリ


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