生田研究室


 研究活動



 1 人権教育の日本的性格と展望に関 する研究

 本研究の目標は、人権教育の他の領域(同和教育、道徳教育、多文化教育など)との相関、並びに諸外国における人権教育の理論と実践を踏まえ、日本的性格 及びその発展の展望を考察することにある。その際、日本国内の地域による人権教育の重点の異同、欧米・アジア諸国の人権教育との比較という内外の相対化の もとに、研究を実施する。
 仮説的には、下記の布置構造から、「人権教育は、『同和教育からの発展』というフレーズや、道徳教育との関連性の強さにうかがわれるように、平等を協調 するとともに人格のありようや心構えを説く傾向が強い。それは、本来の人権教育が、差異志向であるにもかかわらず、日本の場合、平等志向で人間関係重視、 人格形成志向の同和教育や道徳教育の影響を大きく受けている」点をより理論的・実証的に明らかにするとともに日本における人権教育の可能性を追及する。
 本研究では、日本における人権教育の特徴を、次の3つの志向性を踏まえて考察する。第一に「差別」「平等」への志向性の強さ、第二に他者への「思いや り」「やさしさ」という道徳的な志向性の強さ、第三に開発教育・多文化教育などの流れから来るエンパワメント、セルフエスティームへの志向性である。3つ の志向性は、人権教育の日本的性格を語る上でも、今後の展望を構想する上でも重要な視点である。



人権教育の 布置構造(仮説)



 関連する研究成果
 著書(単著):生田周二『差 別・偏見と教育―人権教育への疑問―』部落問題研究 2001年7月 85頁
        生田周二『人権と教育―人権教育の国際的動向と日本的性格―』
部落問題研究  2007年8月 119頁


 主な学術論文


◎ 科学研究費補助金

 

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