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Misson5 学校文化を築く

 専門職としての先生たちに求められる資質や能力はさまざまにあります。なかでもカリキュラム・マネジメントでとくに注目されるのは、学校文化を築くことに関する先生たちの資質や能力です。
 学校文化とは何か。平たく言えば、学校という場所が醸し出している独特の雰囲気のもとで、先生・子ども・保護者といった学校関係者が共通に持つ考え方や行動様式のことを指しています。これらの文化には、もちろん教育的なものもあれば、そうでないものもあります。カリキュラム・マネジメントでは、こうした学校文化のなかで、先生たちに直接関係する部分に注目し、それをポジティブなものに組み替えていくことを提案しています。
 「どれだけ努力をしても報われない」「なにを試みても無駄」…。厳しい状況のなかで絶望感に打ちひしがれる先生たちを支え、「とにかく何かやってみよう!」「やってみたら子どもたちが変わった!」と前を向くことができるようにすることは、カリキュラム・マネジメントの方法でもあり、かつ目的でもあります。
 具体的にどうすればいいか。実は、ここまで紹介してきたミッションは、それぞれ学校文化をポジティブなものに組み替えていくための方法論とセットにして提案してきました。すなわち、従来なら「トップリーダー」や「ミドルリーダー」だけに閉じ込められがちであったカリキュラムづくりの理念と方法を、ひろく一般の先生たちにも、ときには子どもたちや保護者にも開くということです。
 カリキュラム・マネジメントでは、そのためにワークショップ型の校内研修・会議などを推奨しています。「いい学校」を創るための条件や手法などを、上意下達式に伝達するのではなく、先生をはじめとした学校関係者の知恵を集めて協働的に生み出していくこと。そして教育活動として取り組んだ具体的な成果を共有すること。ポジティブな学校文化を築くためのこうした地道な取り組みが、結局のところ「いい学校」になるかどうかの鍵を握っているのです。
 学校でポジティブな学校文化を築くための具体的な手法について考えてみましょう。



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