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Misson4 教育成果を評価する

 一定の期間にわたる教育活動を実施したら、その成果を評価する必要があります。今や「評価ばやり」とでもいうべき状況が多くの学校に広がっていますから、何かを実施したら評価をして改善につなげるという志向性自体(いわゆるPDCAサイクル)は、先生たちの理解を大きく超えることはないでしょう。
 しかしながら、その評価がいわゆる「評価のための評価」になってしまうと、先生たちには徒労感しか残りません。手間を暇をかけて評価をする以上は、教育活動がどのように子どもたちの成長発達につながったのかについての事実を正しく把握し、以後の教育活動の改善に実体的に結びつけていきたいものです。
 改善につなげるための評価にしていくために押さえるべきポイントは、次の3点です。

@ 教育目標(重点目標)にもとづいて教育成果が判断される
A 一部の人の思い込みや独りよがりにならない
B 学校・子ども・家庭・地域の関係者のだれにとっても、わかりやすく示されている

 この3点を満たすような評価の方法はさまざまにあります。「客観的評価」への渇望から、学力テストの結果や関係者へのアンケート結果に飛びついてしまいがちですが、なにも「客観的評価」とは数量であらわせる方法に限りません。たとえば子どもたちの登校時の様子を継続的に撮ったビデオの映像、授業中の教室の写真、子どもたちのノートや感想文などは、角度を変えれば教育活動の成果を評価する貴重な資料になります。
 教育活動の工夫によって、実際に子どもたちにはどういう変化(成長)が見られたでしょうか。それは所期の期待どおりだったでしょうか。このことを明らかにすることは、たんに子どもたちの成長を保証するだけでなく、教育活動の改善にかける先生たちのモラール(やる気)を高める効果もあると言われています。「どんな教育活動を行ったか」に関する評価(アウトプット評価)だけではなく、「子どもたちにどんな成長が見られたか」に関する評価(アウトカム評価)を行なっていくための素材を、学校の中から「発見」してみましょう。


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